臨時作業報告(猿投山山頂の枯死木伐倒)
日 時:2025年10月19日(日)
天 候:少雨のち曇り
参加者:8名
かつての猿投山は、燃料にするためなどに過度な伐採が行われ、松のような陽樹がまばらに生えるだけの荒涼とした山であった。しかし、そこから陰樹であるうっそうとした広葉樹林に植生が遷移した結果、現在、樹齢80年から100年程の松の枯死木が多く発生している。
前回(2025年9月27日)、作業を途中で断念した猿投山山頂手前の登山道脇にそそり立つ、危険な赤松の枯死木を伐倒すべく、我々は再度現場に向かった。林道の終点である三又から、チェーンソーなどの重い伐倒道具を抱えて一時間あまり登山し、現場に到着。途中から雨が降ってくる中での作業開始となった。
周りの邪魔になる木を伐り払った後、ベテランのMさんが刃の長いチェーンソーで切り込みを開始した。幹回りが太いため、少しずつ切り込みを入れていき、慎重に倒す方向を見定めながら作業を進めた。この模様は、ぜひ下の動画で確認してもらいたい。
雨模様ではあったが、日曜日の猿投山の登山道は多くの登山者が通行するため、登山道の前後に監視役の人を置き、登山者に十分注意を払いながら作業を進めた。そして見事、狙い通りの方向に倒すことができた。
年輪の数から推定すると、およそ樹齢100年ぐらいと思われる巨木である。しかし、まだここからが大変で、太く重い枝を人間が持てる程度まで細かく切断して処理する必要があった。
この巨樹の他、数本の枯死木も伐倒してから、再び道具を背負って下山した。
枯死木伐倒動画



開けた登山道の上に倒した

年輪の数から樹齢約100年程度と推定

倒した赤松の枝の処理



山頂で記念撮影
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猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の北西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。
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