定例作業報告(人工林グループ)
日 時:2025年9月27日(土)
天 候:晴れ
参加者:6名(雑木林グループからの1名含む)
場 所:東海自然歩道沿い
当初は10月からの間伐予定地の下草刈りを行う予定であったが、東海自然歩道脇の枯死木処理を依頼され、急きょ作業内容を変更した。対象木は山頂近くにある大木とのことで、三叉まで車で移動し、右側のコースへ進んだ。道具一式は背負子で最年少のOさんが運んでくれた。
チェーンソーや道具を抱えながらの登山は大変で、途中で息が上がる場面もあったが、なんとか目的の赤松の枯死木に到着した。木には、東海自然歩道の管理者が巻いた赤いテープが付けられていた。すでに時刻は11時半を過ぎており、周囲の状況を調査しておおよその伐倒手順を検討した。
対象木は直径80cmを超えると見られる巨木で、チェーンソーの刃の長さでは足りず、両側から切り込んでも届かないと思われた。さらには松らしくない枝ぶりで、高さ150〜200cmほどで幹が三つに分かれ、そのうちの二つが登山道の真上に覆いかぶさっていた。さらに登山道上部では、折れた大枝が隣のソヨゴの枝に引っかかり、今にも落下しそうな危険な状態であった。
方針としては、伐倒方向を重心側である登山道側とし、まず登山道と反対側に伸びた細い幹を切り落として予期せぬ動きを防ぐとともに、伐倒方向にある「かかり木」になる木を処理することとした。
昼食を終えてすぐ作業に取りかかり、対象木周辺の整理を行った。細めの幹を切り落とし、ソヨゴに加えて登山道反対側のリョウブ4本を処理した。本体の伐倒には玉切りなども含め相当な時間を要すると予想されたため、この日の本伐倒は見送り、午後2時半ごろ下山を開始した。
下山では、チェーンソーを肩にかけ、道具をリュックに入れてアップダウンのある下り坂を下り始めたが、途中から休み休みとなり遅れがちになった。休憩場所からは仲間にチェーンソーを持ってもらい、無事に三叉へ到着した。

登山道に覆い被さる赤松の枯死木

かかり木になるソヨゴの処理

処理木の整理

チェーンソーを持ちながらの下山
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