定例作業報告(炭焼きグループ)

日 時:2025年12月6日(土)
天 候:晴れ
参加者:7名

 ほんの少し前まで、熱中症になりかけながら汗だくになって作業をしていたにもかかわらず、ここ数日は急速に冷え込み、猿投山では雪も降ったという。集合場所のやまじ小舎に向かう道中には、霜も降りていた。炭焼き作業を行う山桜フィールドでは、ドラム缶に溜まった水に氷が張っていた。

 先発隊の2名が火を起こし、既に炭焼きを始めていた。前回の作業日に焼いた炭を窯から取り出したところ、温度が高過ぎたのか、それとも燃焼時間が長過ぎたのか、炭を通り越して灰になってしまっているものもあり、できあがった炭の量はいつもより少なめであった。しかし、うまく炭になったものは固く締まった上質な炭となっていた。

 別班では山桜フィールド周辺の間伐を進め、次回以降の炭材にする木材を窯の長さにカットし、テントの下に並べた。

 昼食後、腹ごなしに周囲を散策していたところ、熊の爪痕が付いた立木を発見した。爪痕の木の傷が黒く変色していることから、最近ではなく数年前のものと思われるが、猿投山も熊の生息地であることをあらためて認識した次第である。できれば、熊避けスプレーを携行しておきたいところだ。

山桜フィールドでは氷が張っていた

前回焼いた炭は半分ぐらい消し炭となっていた

先発隊が既に火入れをしてくれていた

ドラム缶窯を土で覆って高温を維持しながら蒸し焼きにする

土で完全に入口を塞ぐ
次回の作業日に出来上がった炭を取り出す

炭焼きは燃焼温度の管理が必須

煙の色と温度計で燃焼温度をコントロールする

間伐作業の様子

間伐材を炭竃の長さにカット

次回以降の炭材や薪にする木材をテント下で乾燥させる

椎茸栽培

今回の収穫はこれ1つであった

熊の爪痕が付いた立木

木肌にこれだけの傷を付ける鋭い熊の爪

Screenshot

熊の爪痕が付けられた立木の位置
左側を南北に通る道路は東海環状自動車道で
「せと赤津IC」から南に約1kmの地点から東に進んだエリアである

投稿者プロフィール

猿投の森づくりの会
猿投の森づくりの会
猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の北西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

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